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2008/12/03 08:58|

朝永振一郎(65年ノーベル物理学賞) その1 


☆祝・生誕100周年☆


ふしぎだと思うこと これが科学の芽です。

よく観察してたしかめ そして考えること
これが科学の茎です。

そうして最後になぞがとける
これが科学の花です。






***

朝永博士は、第二次大戦中から戦後の、生きのびることさえ困難だった時代に、素粒子を記述する「場の理論」とアインシュタインの「相対性理論」の関係を確実に捉える「超多時間理論」を発表しました。


そのころの研究環境が、どれほど大変だったかというと・・・

戦後、辛うじて崩壊を免れた陸軍技術研究所の廃屋が、研究室でした。
もちろん冬にも暖房はなく、ゼミのときにも皆、コートを着込んだままだったそうです。
また、ご自身は研究所内にあった弾道実験用のコンクリート・トンネルの計測室に、家族と移り住みました。
人々はこの住まいを「朝永ハウス」と呼びましたが、とても人が住むところではなかったそうです。

それでも、朝永博士のいた東京文理大や東大だけでなく、近くの大学からも研究心溢れる若者たちが、朝永博士のゼミに集まり、熱のこもった議論をしていました。


その後、48年に「くりこみ理論」に取り組み、「量子電気力学」を完成させます。
これら一連の研究が評価され、シュウィンガー、ファインマンと共に65年ノーベル物理学賞を受賞しました。

参考文献:亀淵進,「科学」Vol.76, No.4(2006年4月号);382-386

Sin-Itiro Tomonaga Biography

朝永振一郎・湯川秀樹生誕100周年記念・特別展示
平成18年5月7日まで上野の国立科学博物館で開催されています。


(感想)
最近、個人的にいろいろとありましたので・・・研究者として生きる信念を朝永博士から学ぼうと思い、「朝永記念室」を初めて訪れました。

感動で、泣きそうになりました。

朝永博士は、最も困難な環境の中で自身の研究を発展・完成させていたのです。


私も、どんな環境に置かれたとしても、サイエンスに対するロマンを失わず、一生探求していきたい!と決意を新たにできました。
訪れてみてよかった。


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あまりに地味な部屋だったので、思わず通りすぎてしまいました。
しかも、鍵がかかっていて、事務に連絡しないと開けてもらえないシステムだったので、危うくめげそうになりましたよ。
2006/04/19 17:03|すごい科学者たちTB:0CM:4

コメント


 工業の方の話ですが…。戦後の復興期というのは、まことにユニークな製品が出てきています。日本なら「スバル360」なんかです。開発に携わった人たちの話を読むと、大変な苦労が忍ばれると同時に、けっこう楽しそうじゃないかとも思います。
 苦労も知らずに!と怒られるかもしれませんが、戦後のなにもない時代は、それはそれで「どーせ研究しかすることがないのだ。」的に集中できる時代だったかもしれないなと思うこともあります。彼女に「ゴールデンウィークに海外に行こうよ〜。」と、一週間研究から引き剥がされることは無かったはずですしね。

 もっとも、スバル360の開発メンバーは、夜中に家に帰ったら奥さんが一人でシクシク泣いていたなんてこともあったそうです…。
ぐっじょぶ #/7hC20Y6|2006/04/20(木) 14:02 [ 編集 ]

家庭との両立も大変かもしれませんね・・・
りく #-|2006/04/20(木) 23:14 [ 編集 ]

>ぐじょぶさん
「スバル360」って、かわいい車ですね。
スバルのHPで見てみました。
http://www.subaru.co.jp/spirits/museum/m1/m1_01.html
しかも高性能。
当時の開発者たちの苦労がしのばれます。

私は、朝永博士たちの当時の状況をシリアスに受け取りすぎたようです。
ぐっじょぶさんのおっしゃるように、当時は娯楽もないし、物もないし、価値観も崩壊したしで、知的好奇心を満たすことが、最高の娯楽であり、価値創造だったのかもしれませんね。
メシダ #-|2006/04/21(金) 10:14 [ 編集 ]

>りくさん
「仕事と家庭の両立」は本当に大変そうですね。
私はまだ気楽な一人身ですので、実体験として、その大変さがわからないんです。

でも、子供に関して言えば、参観日や運動会などの学校行事には自分がどんなに忙しくても、参加してあげたいと思っています。
だって、オヤジが運動会に来てくれなくて、寂しかったから。
1回だけ父親参観に来てくれた時に、一緒に個性的な花びんを作ったことは、今でも覚えてるよ。
メシダ #-|2006/04/21(金) 10:28 [ 編集 ]

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